自由に積み重ねる。

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一人旅を愛する理系院生の雑記帳

【ドイツ】フランクフルトにしかない特別なグルメ4つと食レポ

ドイツといえばソーセージとビールが有名ですが、それとは別にご当地グルメも存在します。

Niahご当地グルメや知らない料理に挑戦するのが好きで、留学中に調べまくって行きました!

今回は、フランクフルトでしか味わえない4つの特別グルメを食レポします。

フランクフルトにしかない特別グルメ4つ

グリューネゾーセ(Grüne Soße)

フランクフルト名物「グリューネゾーセ」は日本語訳で「緑色のソース」の意味を持つ地元っ子のソウルフードです。

グリューネゾーセと呼ばれる、フランクフルト名物の緑色のソースには、伝統的に7種類のハーブが使われており、茹でたジャガイモや固ゆで玉子に添えて食べるのが人気です。この料理は、「緑の木曜日」と呼ばれる聖金曜日(復活祭直前の金曜日)の前日に初物として食べるのが伝統とされています。秋に初霜が降りるまでグリューネゾーセの季節が続きます。

(引用:https://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/food-drink/traditional-german-cuisine/green-sauce.html

文豪ゲーテもグリューネゾーセが大好きだったといいます。

レーマー広場のお店でいただきましたが、ブレンドハーブのさわやかな香りとソースのベースとなっているサワークリームの柔らかい酸味が程よく調和していて、ソースだけでもおいしかったです! 付け合わせのゆで卵やジャガイモにつけてもきちんと合う味でした。

アップルワイン (Apfelwein)

フランクフルト特産品として有名なのがりんごを原料にしたワインであるアップルワインです。 ぶどうのような渋みはなく、りんご独特の甘みと酸味がしっかり感じられます。

スーパーに安価で販売されていますが、私はぜひこだわりのアップルワインを飲んでみたかったので、専門店でいろいろ試飲しました。 どれも香りをかぐだけで幸せな気持ちになれたのですが、口に含んだ時に優しく広がるリンゴの酸味や甘みが素晴らしいものでした。

製造年が古いものほど味が丸くなっていたり、メーカーごとに色も香りも少しずつ異なっているので奥が深かったです。

ハンドケーゼ(Handkäse)

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チーズにかけられているのはスパイスです。

フランクフルトとその周辺でしか製造されていないウェットで癖の強いチーズです!平たく丸い形をしています。

低脂肪の牛乳から作られるチーズで、脂肪分は1%未満、タンパク質は25%。低脂肪高タンパクの健康に良いチーズとして知られています。味は、独特の酸味と匂いがあって私はちょっと苦手。地元の人の中でも好き嫌いが分かれるようです。

レストランでは、Handkäse mit Musik(音楽とチーズ)という名前の料理で提供されています。玉ねぎやスパイス酢でマリネしてあり、少しチーズのクセが抑えられています。なぜ『音楽』なのか?この料理を食べると胃腸の動きが良くなり、お腹が『音楽』を奏でるから、だそうです。なんだかチャーミングですね!

(引用:http://takashitahamako.com/typical-food-frankfurt/#Mispelchen

スーパーで購入していただきましたが、かなり匂う!特に口に含んだ時に臭いがぶわわっと広がってきつかったです。 しかし3個も購入してしまったので捨てるわけにはいかず、そのまま毎朝りんごにのせて食べていたら、癖になりました。

最初びっくりしますがハマります笑ドリアンみたいなフードですね。

Bethmännchen

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(画像&記事提供:By Alexander Klink - Own work by uploader, taken using a Sony alpha 700, Minolta 50mm 2.8 Macro, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=5436722

クリスマスマーケットの小さなお菓子です。アーモンド、粉砂糖、ローズウォーター、小麦粉、卵からマジパンと呼ばれるクッキー生地を作り、丸めて周囲に3つアーモンドスライスをトッピングして焼いたものです。

Bethmännchenを日本語訳すると「小さなベスマンさん」なのですが、フランクフルトの銀行家であり市議会議員として活躍したベスマンさんを由来しています。1838年、伝説のパティシエJean Jacques Gautenierがベスマンさんのために考案したお菓子が「Bethmännchen」で、一口サイズの小さく甘いお菓子です。周囲の3つのアーモンドスライスはベスマンさんの3人の子息を表しているといわれていますが、詳しい事実は明らかになっていません。

伝統的なレシピを守って作られているため、フランクフルトのクリスマスマーケットでしか買えない本当に特別なお菓子です。

さくさくした触感やアーモンド独特の甘い香りとともに、柔らかい甘さが口いっぱいに広がります。アーモンド生地がうまく砂糖となじんでいてしっとりしています。 上品な甘さでコーヒーや紅茶に合いそうな味でした。

販売時期が冬の寒い頃なので、日本に持ち帰るお土産としてもよさそうです。

(説明文参考:Bethmännchen - Wikipedia

特別な味は良き旅の思い出

実際に食べたフランクフルト名物を食レポとともに4つ紹介いたしました。気になる料理は見つかりましたか?

私は特にアップルワインが好きでした!日本のニッカのアップルワインが苦手だったので飲む前は不安でしたが、こちらはすごくおいしかったです。

ぜひフランクフルトに訪れたら、その土地でしか味わえないものを楽しんでみてください。きっと良い思い出になりますよ。

ではでは。